ドスパラが展開するゲーミングPC「GALLERIA XA7C-R47S」で実際にワイルズ(βテスト版)をプレイしたところ、4K画質でも設定次第で「快適」にプレイできることが分かりました。



「GALLERIA XA7C-R47S」はモンハンワイルズの推奨モデル!



本記事ではワイルズ推奨モデルを使用して、実際にプレイした場合の快適度合いを様々な角度から検証していきます。
モンハンワイルズ|テスト環境と検証方法


テスト環境(使用するPC&モニター)




OS | Windows 11 Home |
CPU | Core i7-14700F |
グラフィックス | GeForce RTX 4070 SUPER 12GB |
メモリ | 32GBメモリ DDR5 |
ストレージ | 1TB Gen4 SSD |




解像度 | FHD/4K(デュアル解像度) | |
フレームレート | FHD:360Hz 4K:180Hz |




解像度 | WQHD(2560×1440) | |
フレームレート | 180Hz |
検証に使用するモニターは「フルHD/4K」測定用として「Dell AW2725QF-A」、「WQHD」測定用として「KTC 27インチモニターWQHD H27T22C」を使用していきます。
検証方法
モンスターハンターワイルズの快適度を検証するにあたり、「グラフィック設定」「シーン」「モニター」「フレーム生成」を変更して検証しました。
- グラフィック設定を「中」「高」「ウルトラ」で測定
- 前回のβテストで重いと言われていた2つの「シーン」別に測定
- 「各グラフィック設定」「測定シーン」ごとに「フルHD」「WQHD」「4K」モニターで測定
- フレーム生成は「ON」「OFF」それぞれ別に計測
- DLSS設定は「常時ON」で計測
- モニター別の測定値から平均FPS値を算出



「フルHD」「WQHD」「4K」それぞれの環境で6種類の平均FPSを測定したよ!
今回検証した測定シーンは以下の2か所になります。
①大型モンスター「アルシュベルド戦」


- 大型モンスターなほど負荷がかかりやすい
②(人の多い)キャンプ


- 前回βテストで最も重いと言われていた場所
①大型モンスター「アルシュベルド戦」


- 大型モンスターなほど負荷がかかりやすい
②(人の多い)キャンプ


- 前回βテストで最も重いと言われた場所
①の大型モンスター戦は戦闘中のグラフィックや天候によりfps値が低くなると考えられるため、今回登場する大型モンスター「アルシュベルド」戦にて測定します。
②はクエスト受注時や装備変更などの待機画面で、人が多いほど重いと言われていたので実際に測定してみます!
モンハンワイルズ|fps測定結果
検証結果として「グラフィック設定:ウルトラ」の場合、FHDでは平均が117fpsに対しWQHDだと平均96fps、4Kでは63fpsとなりました。






モンスターハンターワイルズはアクションゲームのため、快適に遊びたいなら60fps以上は必須と言えるでしょう。
しかし高ければ高いほど良いわけではなく、最大120fpsも出ていれば非常に快適に遊べます。



もともとの要求スペックが高め設定だから、高画質高フレームレートを目指そうとするほどゲーミングPCのコストがかかってくるよ!
実際にイヤバズスタッフが検証したところ、100fps前後に張り付いていればかなり快適にプレイできることが分かりました。



上記はあくまでイヤバズスタッフ個人の意見です。また、4Kなら平均60fpsを超えていると「カクつきがない」+「画質の良さ」で高い満足度を得られました。
フルHDモニター


①(大型モンス)アルシュベルド戦
「中」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 71fps | フレーム生成ON 138fps |
「高」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 68.3fps | フレーム生成ON 121fps |
「ウルトラ」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 64.9fps | フレーム生成ON 117fps |
まずはフルHDモニターの検証です。
グラフィック設定「中」「高」では平均121~138fps、「ウルトラ」では平均117fpsとなりました。
安定して120前後のfpsが出ているため、フルHDモニターをお持ちの方は最高設定の「ウルトラ」でも快適に遊べます!



あくまで平均値ですので、負荷の少ない移動中や採取時ならさらに高いfps値が出ていました!
モンスターの描写はWQHDの「高」「ウルトラ」並みでしたので、前作との違いもはっきり分かるかと思います。
どんどんモンスターの狩猟を回したい方やグラフィックはほどほどでも問題ない方におすすめできますね。
②(人が多ければ多いほど重くなる)キャンプ
「中」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 68fps | フレーム生成ON 130.6fps |
「高」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 64fps | フレーム生成ON 126.5fps |
「ウルトラ」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 56.5fps | フレーム生成ON 120.3fps |
ベースキャンプはシームレスに狩りに行ける重要な拠点ですが、多くのユーザーが同時に集まるため重くなりがちです。
検証したところ、グラフィック設定「中」「高」では平均126.5~130.6fps、「ウルトラ」では平均120fpsでした。
狩りに行ったユーザーが離れたり新たに現れたりと出入りが激しめにも関わらず、120fps前後でスムーズに動かせました!



フレーム生成をONにしていれば、どのグラフィック設定でも体感的にほぼ変わらなかったよ!



人が多すぎるときは100fps以下になるときもありますが、一切カクつきません。
前回のβテストで特に重いと言われていたシーンでも快適にプレイできるので、フルHD環境なら非常に快適に遊べることが分かりました!
WQHDモニター


①(大型モンス)アルシュベルド戦
「中」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 60fps | フレーム生成ON 117fps |
「高」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 54fps | フレーム生成ON 104.6fps |
「ウルトラ」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 50.2fps | フレーム生成ON 96fps |
次にWQHDモニターで検証しました。
グラフィック設定「中」「高」では平均104.6~117fps、「ウルトラ」では平均96fpsとなります。
どのグラフィックでも平均100fps前後を記録しており、戦闘中も滑らかな描写でモンスターハンターワイルズの世界観に没入できました!



戦闘中は100fpsを超えることも多く、美麗グラフィックと滑らかなプレイどちらも楽しめます。
ただしグラフィック「中」の場合、背景の粗さやモンスター描写ののっぺり感、セクレトにメッシュがかかっているような描写など全体的な粗さが目立ちます。
個人的にプレイ中粗さが気になり「画質汚いな…」と何度も感じてしまい没入感は減ってしまったので、「高」もしくは「ウルトラ」でのプレイの方がより快適に遊べるかと思います…!
②(人が多ければ多いほど重くなる)キャンプ
「中」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 59fps | フレーム生成ON 119.1fps |
「高」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 54.5fps | フレーム生成ON 100.9fps |
「ウルトラ」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 49.8fps | フレーム生成ON 104.8fps |
キャンプでのfpsは、グラフィック設定「中」「高」では平均100.9~119.1fps、「ウルトラ」では平均104.8fpsという結果に。
重いと考えられていたキャンプもウルトラ設定で快適にプレイできます!
ウルトラ設定だと砂埃や導く光、ハンターの衣類描写などもしっかりしているので、そこで生活している感を感じられました。



ただグラフィック設定「高」のときに謎のフリーズが2回起こったよ!



まぁβテストですので…。今回の不具合は製品版にしっかり反映されると思います。
綺麗な画質×安定したフレームレートで遊べる「WQHDウルトラ設定」は、ゲーミングPCで遊ぶ価値を感じられるためおすすめの設定となります!
4Kモニター


①(大型モンス)アルシュベルド戦
「中」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 56.5fps | フレーム生成ON 76.1fps |
「高」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 49fps | フレーム生成ON 79fps |
「ウルトラ」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 42fps | フレーム生成ON 63fps |
最後は4Kモニターでの検証です。
グラフィック設定「中」では平均76.1fps、「高」では平均79fps、「ウルトラ」では平均63fpsとなりました。
驚いたのは「高」設定でもフレーム生成ONだと79fps前後を記録していたことですね。



非常に快適と思われる120fpsや快適と感じた100fps前後には届かないものの、圧倒的美麗グラフィックがfps値が足りない状態でもゲーム体験としての充実度を上げてくれました。



検証スタッフは普段PS5で遊んでいるから、個人的な意見では「高」設定でめっちゃ満足したみたいだぞ…!
ウルトラでは60fps以上出ているものの、縄張り争いや環境ダメージが発生した際に若干カクつきが見られました。
あとは「中」設定だと綺麗な描写とそうでない描写の差が激しく、迫力があきらかに減ります。



アルシュベルドを狩りに行ったときに思ったのは「なんかのっぺりつるつるしてない??」だった…。
②(人が多ければ多いほど重くなる)キャンプ
「中」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 56fps | フレーム生成ON 73.5fps |
「高」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 49.5fps | フレーム生成ON 71.2fps |
「ウルトラ」 | |
---|---|
フレーム生成OFF 44fps | フレーム生成ON 65fps |
キャンプでは「ウルトラ」の場合、人が多くなるほどカクつきがたまに発生していました。
快適さという面ではWQHDと比べると明らかに下がります。
また、グラフィック「中」設定だと背景・小物・布類の描写や質感が明らかに落ちて4Kの良さを生かせません。



ハンター描写だけはめっちゃ綺麗!移動時の乗り物であるセクレトやモンスター描写はクオリティがめちゃ下がる!
ですが「高」設定であれば4K描写の良いところを活かしつつ、ほどほどのfps値も出ています。
「快適さは重要だけどどうせなら美麗グラフィックでも楽しみたい!」という方には4Kグラフィック「高」設定プレイだと快適に遊べるでしょう!
GALLERIA XA7C-R47S|レビュー


製品名 | GALLERIA XA7C-R47S |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | Core i7-14700F |
GPU | GeForce RTX 4070 SUPER 12GB |
メモリ | 32GBメモリ DDR5 |
SSD | 1TB Gen4 SSD |
サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ) mm |
重量 | 約14kg |
価格 | ¥ 342,980円 ※2025年2月執筆時点での価格 |
本機は「モンスターハンターワイルズ」の推奨スペックを満たすおすすめモデルのひとつです。




「Core i7-14700F」×「RTX 4070 SUPER 12GB」の組み合わせで構成された、「GALLERIA」の中でも様々なゲームをWQHDで快適にプレイできるハイクラスの王道スペックPCとなります。
ゲームタイトルによっては「RTX 4070Ti」と変わらない動作でプレイでき、レイトレーシングを適用した4KのRPGやアクションゲームも設定次第では快適プレイが可能です。
高画質のまま安定したfps値を出しやすく、対戦ゲームではフルHDで200fps以上やゲームタイトル上限値に近い数値を出せますよ。




















- WQHDでぬるぬる快適ゲームプレイが可能
- 4K+レイトレで美麗映像を堪能できる
- 2K画質でゲーム配信も可能
- 価格がネックになりやすい
- 4Kウルトラ設定での快適性は一歩届かず
本機搭載のGPU「GeForce RTX 4070 SUPER 12GB」は4Kプレイが可能な性能を持っており、WQHD環境までなら高いフレームレートを維持して快適に遊べます。
また、レイトレーシング機能をONにした4Kプレイでもフレームレートが落ちにくく、美しい美麗映像をじっくり堪能できますよ。



「せっかくゲーミングPCを買うなら妥協したくない」という方にもおすすめできるモデルです。
ただし価格が30万円を超えてくるため、気軽に購入しにくいのがデメリット。
ですが「モンスターハンターワイルズ」や後述するその他ゲームの快適度検証結果からも、幅広いゲームで快適プレイが可能ですので検討する価値が充分ある製品となります。


その他ゲームでの快適性


「GALLERIA XA7C-R47S」のゲームプレイ時における実際のFPS値を確認してみました。
検証したのは「Apex Legends」「パルワールド」「崩壊スターレイル」「ゼンレスゾーンゼロ」「鳴潮」の5タイトルとなります。
- 各値(画質、描写品質)最高設定で検証
- 各値(画質、描写品質)最低設定での検証
- フルHDのみ検証
- 「Apex Legends」に関してはプロおすすめ設定も検証


実際の計測FPS
各値最高設定 | 平均 220 fps |
各値最低設定 | 平均 230 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 225 fps |


実際の計測FPS
各値最高設定 | 平均 120 fps |
各値最低設定 | 平均 120 fps |


●実際の計測FPS
各値最高設定 | 平均 200 fps |
各値最低設定 | 平均 240 fps |


実際の計測FPS
各値最高設定 | 平均 60 fps |
各値最低設定 | 平均 60 fps |
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●実際の計測FPS
各値最高設定 | 平均 120 fps |
各値最低設定 | 平均 120 fps |
まずはApex Legendsですが、どの設定でも平均値が200fpsを超えており高い数値を出していました。
訓練場ならMAXの300fpsに張り付き、戦闘中でも250fpsを計測することも。
フルHD環境であれば非常に滑らかな動きで快適にプレイできます。



FPSゲームでは144FPS以上あれば非常に快適と言われており、フレームレートの差で負けることがほぼなくなってきます。本格的にFPSゲームを楽しむ方も満足できそうですね。
パルワールドでは本作の上限値となる120fpsをキープし、描写での不安はまったく見られません。
ゼンレスゾーンゼロは最高設定でも200fpsを記録。



移動中や軽い戦闘シーンは250fpsに到達することも!
崩壊スターレイル・鳴潮では、常に各ゲームでの最大値である60fps,120fpsに張り付き非常に快適です。
フルHD設定では、問題なくゲームを楽しめることが分かりました。
クリエイティブソフトでの動作性
ここでは本機のソフト動作性をざっくりとまとめてみました。
アプリやソフトによっては「GALLERIA XA7C-R47S」の動作保証(サポート)最適化が不完全となっているため、各ソフトの必要スペック値を参考に表を作成したことをご理解ください。
クリエイティブ系ソフト(イラスト・画像) | ||
![]() ![]() CLIP STUDIO PAINT | ![]() ![]() Photoshop | ![]() ![]() Illustrator |
◎ | ◎ | ◎ |
クリエイティブ系ソフト(動画編集・3D) | ||
![]() ![]() premiere Pro | ![]() ![]() After Effects | ![]() ![]() blender |
◎ | ◎ | ◎ |
本機はメモリ32GB・1TBとなるため、動画編集・エフェクト作成・3DCG作成などどのクリエイティブ作業時でもしっかり動作します!
本機搭載のGPU「GeForce RTX 4070 SUPER 12GB」はゲームだけでなく、クリエイティブ作業時における高負荷処理の高速化が期待できる優れもの。



高画質でのゲーム配信からゲーム編集作業全部1台でこなせるよ!
ゲームプレイに加えてこれからクリエイティブ活動をする予定がある人にもおすすめできますよ。
まとめ


今回の検証では、「GALLERIA XA7C-R47S」は4Kグラフィック設定「高」までなら快適に遊べるという結果になりました!
4K画質ながらも平均90fps近い数値で動作するためモンスターハンターワイルズの世界に没頭できますし、WQHDならより高いfps値で非常に快適なゲーム体験が可能!



4Kウルトラ設定で遊びたい人は採取やワールド探索みたいなまったりプレイで本領発揮しそう!
本機は、モンスターハンターワイルズを高画質や高fpsで快適にプレイ可能なゲーミングPCをお探しの方に自身を持っておすすめできます!
発売日までまもなくですので、来たるその日に向けてぜひチェックしておきましょう!
\ 4K環境で一狩りいこうぜ! /