Headwolf Fpad 3は8.4インチの扱いやすいサイズ感が自慢のタブレットです。
コンパクトなボディにも関わらずバッテリー容量が脅威の5500mAh、またUSB Type-Cや3.5mmのオーディオジャック搭載など、かゆいところに手が届くユーザー想いの仕様となっており、知る人ぞ知る名品となっております。
ディスプレイ解像度は1920×1200のIPS液晶搭載なので「こういうので良いんだよ」的なちょうど良いタブレットの到達点と言えるでしょう。
ありそうで無かったタブレットですが、お値段なんと25,999円(税込)…気になった方はぜひ最後まで当記事を読んでみて下さい!
Headwolf Fpad 3 のスペック
製品名 | Headwolf Fpad 3 |
OS | Android 13 |
CPU | UNISOC T616 A75@2.0GHz×2, A55@1.8GHz×6 |
GPU | Arm Mali-G57 MP1 1core@75MHz |
ディスプレイ | 8.4インチ 1920×1200 () IPS 8:5 (16:10), 178°, 360nits |
メモリ | 4GB LPDDR4X (+4GB 拡張可能) |
SSD | 128GB eMMC (+2TB TF カード拡張可能) |
サイズ | 202 × 125 × 7.5mm |
重量 | 約317g |
製品番号 | B0CC256BLJ |
価格 | 25,999円(税込) ※2023年10月時点での価格 |
改めまして本機のご紹介です。
Headwolfは中国のデジタルデバイス製造をメインとするメーカーでして、その驚異的なコストパフォーマンスにはタブレット市場のシェア首位を獲得するAppleやSAMSUNGも一目置いている気鋭の会社です。
実際に商品ラインナップをチェックしてみると、他のメーカーでは絶対に出来ないような価格設定のタブレットが目を引きます。
他のメーカーでこのスペックだと…数万円は上がるよね!
25,999円は安すぎるって…
この価格で動画視聴やゲームも出来て簡単な作業もこなせるなら、「Headwolf Fpad 3」はとんでもない商品かもしれません…
それともやっぱり安かろう悪かろうなのか?
ここからは使用感や動作性など詳しく検証してみたいと思います。
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デザイン・大きさ・重さ・インターフェース
外観(デザイン)
ホワイト一色のシンプルな化粧箱が、購入者のテンションを上げてくれます。
早速開封しますと、想像以上の縦長ディスプレイタブレットがお目見えしました。
本体の質感はメタル感を全面に出したアルミボディとなっており、MacBookで言うところの「スペースグレー」のような色合いです。
高級感もあるし、誰が持ってもカッコよく決まる容姿が素敵!
本体四隅の縁は丸みを帯びた可愛い形状となっており、iPhoneやiPad miniのような形状ですので違和感なく使用する事ができます。
いやぁ、めちゃくちゃ手に馴染む…
先日iPad mini6を手放したばかりの著者ですが、我が家を旅立ったiPadにそっくりの形状です。
後述しますがiPad mini6には無かったイヤホンジャックを搭載していたり、さらにはSDメモリスロットもありますので、今のところ完全に上位互換機として君臨しているわけです。
縦長モニターは情報の表示範囲が広くて高効率!
大きさ
公式サイト情報では「202 × 125 × 7.5mm」というサイズになっております。
ちょっと昔のお話ですが、8インチのタブレットは「中途半端なサイズ」や、「誰がこんなの使うんだ」と散々言われた時期がありますが…それはもう完全に過去の出来事。
正直なところ、めちゃくちゃ丁度良いサイズだよね。
成人男性のやや小さめの手で、それなりのフィット感を維持できるくらいのサイズですので、自然な使用感で操作する事ができます。
長年iPad miniを使い込んでいた妻も、手にとってしばらくして「これで良いかも」と一言。
今までiPadじゃなきゃダメだった人が、こうもあっさりと…
タブレットにもなるスマートフォン「Galaxy Z Fold5」と比較するとこんな感じ。
7.6インチの「Galaxy Z Fold5」もiPhoneと比較すると縦長寄りの構造ですが、それと比べても「Headwolf Fpad 3」は縦長ですね。
もちろんパンツのポケットには収まりませんが、7.5mmの薄型ボディは取り回しやすく、ミニショルダーやサコッシュなどにもすっぽり入ります。
また動画やゲームを楽しむ際も、8.4インチの大画面が非常に「効いている」ような気がします。
本体を横にした際、縦長ディスプレイのおかげで表示範囲や視野角が広めに確保されるため、想像以上の迫力で映像を楽しめます。
重さ
公式スペックシート曰く、重さは「約317g」となっております。
前世代モデルであるHEADWOLF FPad 2 Tabletより約57gも軽量化がされておりますね。
「約317g」はiPad miniやairに慣れている人だとやや重いかな?と感じるような絶妙な重さ。
(iPad mini 6は294 gなので誤差かも?)
私も普段から300gのスマホを使用しておりますが、「Headwolf Fpad 3」は薄型の見た目に反し、ほんのちょっとだけ重いかなって感じました。
縦長だから重心の都合で重く感じるのかもね。
とはいえ、あまりにも軽すぎるタブレットはスタンドなどを使用して横置きをした際、ちょっとした衝撃で倒れたり吹っ飛んでしまうので、これくらいの重量が安心感がありベストかも知れません。
カフェのテーブルでバランスを崩し、本体をバタンって倒しちゃうやつ…本当にすみません。
ROM・SDカード対応状況
本機のメイン容量は128GBですが、お手持ちのMicroSDカードで2TBまで容量拡張する事が可能です。
これなら容量不足に悩まされる事なく、動画データや大容量ゲームをダウンロードしておく事ができますね。
iPadはカードスロットが無いから、たまに不便だったんだよね!
大手との差別化を図りつつ独自の進化を遂げた「Headwolf Fpad 3」…本当にちょうど良い仕様です。
ちなみにSDカードスロットは、本体のどこを探しても搭載されておらず、困惑すること間違いなし。
…実は、SIMカードスロットのアダプタに載せることで、本体に読み込ませる事ができます。
これなら本体ストレージを気にする事なく、動画もゲームもどんどんダウンロード出来ちゃいますね。
画質・カメラ性能 検証
本機にはリア部分に1300万画素のカメラを搭載し、フロントには800万画素のカメラを搭載しています。
この1300万という画素数は昨今のスマホにおいてステータス値となっており、高画質撮影をするための目安、スマホカメラの平均合格ラインとなっております。
普通っていうのが一番難しいよね…
まずは1300万画のリアカメラで撮影した写真がこちら。
続きまして、自撮りでの利用機会が多いフロントカメラでの写真がこちら。
第一印象としては、思ったよりも高画質で撮影できるなと感じました。
画面のシャッターボタンを押してから保存されるまでの時間が少々長く感じますが、さすがに1300万画素…
本体背面にはフラッシュもありますし、画面にはグリッドラインも表示できるので、それなりの写真を撮影することができます。
平凡と言えばそれまでですが、平均値の到達点とも言える手堅い性能…!
一方のフロントカメラですが、こちらもそれなりの画質。
緑色の表現はフロントの方が深みがあって好きですが、とりあえずは使えることが分かりました。
・ズーム撮影→画面をピンチアウトさせる
・撮った作品を確認→画面を左にスワイプ
・写真/動画の切り替え→画面を右にスワイプ
暗所・夜景撮影
続きまして、本機で撮った暗所撮影の結果がこちら。
夜景撮影はこんな感じ。
どちらも無加工の状態ですが、ややノイズが多い印象を受けます。
ぱっと見だと案外いけるかもと感じましたが、拡大したりPCの大画面で確認すると、ガサガサ、ぼやっとした写真となっております…
ピント合わせも地味に時間がかかりました…
しかし、タブレットで写真を撮る機会はスマホほど多くはありませんし、むしろこの価格帯で1300万画素のカメラを搭載している事がすごいことだと感じます。
夜景モードなどは搭載されておりませんが、なんらかの光源がある場所ならそれなりの写真が撮れることが分かりました。
動画撮影
続きまして本機での動画撮影ですが、こちらはタブレット本体を直に持ち、一般的な歩行速度で撮影しました。
いやぁ、手ブレがすごいですね。。。
昨今のスマホは大体手ぶれ補正が付いているはずですので、iPhone感覚で撮影しようとするとショックを受けるかも知れません。
iPhoneのカメラって本当に高性能なんだね…
とは言え、当検証のように歩きながら景色を撮影する機会はあまり無いはず…
スタンドなどに固定した状態での動画撮影なら問題なく見れるレベルですので、撮影方法に気をつけさえすれば問題ないと思います。
バッテリー性能・防水防塵性能
本機のバッテリー容量は5500mAhとなっており、現行型のiPad mini6の5124mAhよりも多い数値が魅力的です。
もちろん消費電力や負荷の掛け具合で、電池の減り方や電池持ちが大きく変わってくるので一概に評価できませんが、多いのは安心感に繋がりますよね。
そんなわけで、決められた条件で動画を再生してバッテリーの消費をチェックしてみました。
YouTube動画を1時間視聴した結果
ここでは100%のフル充電時よりyoutube動画を閲覧し、何時間で何%減少するのかを簡単にチェックします。
映像画質はHD、フルディスプレイにて動画を見続けた結果、1時間で18%減っていました。
想像していたよりも残量が減っていた印象ですが、許容範囲かと思います。
本体排熱もほとんど溜まっていないので、手で持って連続使用しても全く問題ないのは嬉しいポイントです。
また本機には標準でUSB ACアダプターセットが付属しています。
ホワイトカラーが可愛いコンパクトサイズのアダプターとケーブルが付属していますので、タブレットとセットで持ち運んでも邪魔にならないのがGOODです。
防水防塵性能
残念ながら本機には防水・防塵機能は搭載されていないため、より慎重に扱う必要があります。
間違ってもお風呂なんかで使用しないでね!
しかし、このスペックと価格で防水・防塵性能まで搭載していたらガチでタブレット界隈にて覇権を獲っていただろうと感じます。
「Headwolf FPad3」はAmazonや楽天市場での評価も非常に高いため、今後もしかしたら防水機能を搭載した「Fシリーズ」が登場するかも知れませんね。
ディスプレイ・動作感・ゲーム性能
ここでは「Headwolf Fpad 3」の映像美やゲーム性能に関する情報をまとめておきたいと思います。
フルHDよりも11%広い1920×1200ディスプレイ
本機の画面リフレッシュレートは60Hzとなっており、ごくごく普通の一般的なディスプレイとなります。
8.4インチの1920×1200解像度のモニターを採用する事で、一般的なフルHDよりも11%広い表示が特徴的です。
画面輝度も360nitsだから、想像以上に明るくて綺麗!
高性能スマホやゲーミングスマホ・タブレットを使用している人が見ると、少々物足りない印象を受けたりストレスを感じるかも知れませんが、ガシガシ使えるデバイスが欲しい人はこれで十分だと思います。
スワイプやスクロール時、ややモタつき感あり
映像表現はこの価格帯では綺麗に表示できており、コスパの高さを感じます。
しかし、やはりハイスペックスマホや大手メーカータブレットと比較すると、画面スワイプや画面切り替え時に「引っかかり」や「もたつき」を感じます。
この動作感に関しては慣れというか、こういうものだと割り切る必要があると思います。
何度も言いますが、現行モデルiPad miniの約1/3の価格で購入できますので、時には取捨選択が必要となるのです。
スマホ版「原神」をプレイしてみた!
本機はゲーミングスマホではありませんが、重めタイトルの「原神」をプレイしてみました。
まずはデフォルトの設定でプレイ…と思いましたが、あまりにもガクガク動作のため急いで設定を最低に落とします。
画質を最低まで落とすことで、なんとかプレイ出来ますが…
ディテール崩れ、ジャギーが相当目立ちますので快適プレイは少々厳しいかなという印象です。
いつも思いますが、原神ってスマホやタブレットで快適プレイしようとすると、相当なハイスペックを求められるんですよね。
このタイトルはPCでプレイするのが理想だと感じます…
CALL OF DUTY®: MOBILE
続きましてFPSタイトルの金字塔、コールオブデューティーのモバイル版アプリの動作性を検証します。
結果として、品質設定を下げる事でそれなりにプレイできることが分かりました。
実は今回検証したゲームアプリの中で、一番快適にプレイできたのがこちらのタイトルです。
大画面なので迫力&没入感が高く、動作感レビューのはずがそれなりの時間遊んでしまったのは内緒です。
勝利の女神:NIKKE
こちらも人気のシューティングゲームですが重めのタイトルなので、品質を下げてもカクつき&もたつきを改善することは出来ませんでした。
最低品質だとギリギリプレイ出来ますが、原神同様ヌルヌル動いてこそのタイトルですので、こちらもPCでプレイするのが良さそうですね。
とはいえ、ゲーミングデバイスじゃないのに重めのゲームアプリが起動して、しかもギリギリプレイできるなんてすごいことだと思います。
ここまでの使用感から、手頃な暇つぶしアイテムが欲しい人におすすめしたい神コスパデバイスという印象です。
サウンド・スピーカー性能
いつものように、NCS動画を再生してスピーカー品質を検証します。
音質に関する感じ方には個人差が出ますので、一概に結論づけるのが難しいのですが…個人的には
やや迫力が足りないかも?というのが第一印象です。
ここでいう迫力は重低音と音の広がりを指しますが、よく言うとシンプル、言い方を変えると音が軽すぎる…といった具合です。
最大音量まで上げても共振(本体がブレる現象)が発生しない点は高評価です。
しかし、せっかくの高品質な大画面があるのに音質のせいで迫力が半減しているのはもったいないと感じました。
大迫力画面を最大限活用するには、次項のような有線デバイス使用がおすすめ!
イヤホンジャック搭載で有線オーディオデバイス使用可能
本機の左側上部にはイヤホンジャックが搭載されているため、選りすぐりの有線イヤホンやヘッドホンを使用して音楽を楽しむ事ができます。
本機のスピーカーは少々迫力不足が否めませんが、イヤホンが使えるなら非常に快適なタブレットライフを送れそうですね。
また大抵の場合イヤホンジャックは本体上部や下部に設置されておりますが、なんと左側上部の側面に搭載されております。
はじめは非常にトリッキーな場所だなと思いましたが、使用しているうちにこれがベストポジションなのではと感じるほど考えられた位置である事が分かりました。
そうなんです…横向きで使用する際、手の平に当たらないのでストレスフリーで本機を持つことが出来るのです。
実際にコールオブデューティーをプレイした際、正確な操作性を維持しつつ敵の足音を聞き分けることができ、大変有利にプレイ出来ました。
生体認証性能
スマホのロック解除には生体認証を使用している方も多いかと思います。
ですが、実際には認証エラーが発生したり、ちょっとの加減で反応しない…なんてことが多いのも事実です。
ここでは本機に搭載された生体認証の精度や判別性能などをチェックしてみました。
顔による生体認証機能
本機はスマホ画面に顔をかざすだけでロック解除可能な「顔認証機能」を搭載しています。
結果として、非常に素早く顔認証からのロック解除が可能でした。
タブレットの顔認証はスマホに比べても精度が低くて使い物にならないイメージがありましたが、キビキビと動作しており非常に信頼できる動作性です。
バチっと決まるロック解除って気持ち良いよね!
メガネ着用時も、全く問題なくロック解除可能です。
しかしマスク着用時に関しては、一度もロック解除が出来ませんでした。
この辺りの精度に関しては、やはり大手他メーカーが一歩先を行く結果となっております。
とはいえ、マスクなんかちょっとずらしてしまえば何の問題もありません。(えぇ…)
OS・UIはどんな感じ?
せっかくの高性能デバイスであっても、扱いづらいのであれば宝の持ち腐れとなってしまいます。
ここでは本機の細かい操作性をレビューしたいと思います。
2画面分割で効率よく表示可能
Android13より画面分割表示が可能となりました。
これがもうね…本機の縦長ディスプレイとの相性が非常に良く、同じくタブレットを操作する時間でなんと2倍の効率にて情報収集やエンターテインメントを楽しむ事ができます。
検証ではアプリ & WEB記事を閲覧しましたが、スワイプ&動作性に若干のモタつきを感じます。
しかしゲームアプリ&攻略サイト記事を見ながらプレイを楽しめるのはゲーマーとして嬉しいですよね…!
煩わしいメーカーアプリが一切インストールされていない!
これって地味に嬉しい仕様ですよね。
キャリアでスマホなどを購入すると、一度も使用しないようなアプリが大量にインストールされている事があります。
このアプリが厄介で、勝手にアップデートや更新をして本体の動作が重くなったり、そもそもアンインストール出来ない仕様だったりするんですよね。
それらのアプリが一切インストールされていないのは、大きなアドバンテージだと感じます。
正直なところ、ごくごく普通のAndroid UIですので特筆すべき事がありません…
しかし普通というのは手堅い仕様でもあるため、どんな人でも直感的に扱えるタブレットと言えます。
5G対応状況
本機は5G通信に対応しておりませんが、4GLTEを駆使した高速通信が可能です。
通信方式 | 5G | ー |
FDD(4G) | B1/3/5/7/8/19/20/28AB | |
TDD(4G) | B41 | |
W-CDMA(3G) | B1/2/5/8 | |
GSM(2G) | B2/3/5/8 |
SIMカードを装着することで、スマホ同様に外出先や旅行時でも高速通信で快適なブラウジングが可能です。
Wi-Fiだけの運用だと、いざという時困るんだよね。
前述したようにSIMカードスロットにはMicroSDカードもセット可能ですので、容量拡張を希望の方は付属のSIMピンを使用してそれぞれのカードを装着しましょう。
Headwolf Fpad 3の総合評価
- 税込25,999円の衝撃…!!(価格ランキングならダントツで星5)
- 誰でも気軽に扱える8.4インチ
- Type-C端子とイヤホンジャック搭載
- 縦長画面で効率よく情報収集
- もう少し動作性を向上して欲しい…!
というわけで今回は高コスパタブレット「Headwolf Fpad 3」をレビューしてみました。
本機は25,999円で購入でき、他のメーカーが絶対に真似できない驚異的なコスパが最大の売りとなっております。
性能もしっかりと平均点以上のスペックを搭載しており、はじめてのタブレットデビューや気兼ねなくガシガシと使えるモデルをお探しの方にぴったりです。
バッテリーも脅威の5500mAhなので、これから秋の行楽シーズン・夜長のお供として大活躍すること間違いなしの商品だと感じました。
価格も安いので、万が一壊れても比較的容易に買い直せるのは非常に強いですね。
今後は防水・防塵機能搭載モデルやハイスペックモデルが登場することを期待しています!
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