「Lightning-G AT5W」はとにかく安くゲームを遊びたい人向けの高コスパな一般デスクトップPCです。
コンパクトで空きスペースに配置しやすく、上位モデルと同様のデザインは安っぽく見えずスタイリッシュなのも魅力。
フルHDであれば対戦ゲームでもぬるぬる遊べる本機は110,000円台からと、なかなかゲーミングPCに手を出せなかった人にもぴったりな1台です!
- コスパ重視!できるだけ安くゲームを遊びたい人
- 仕事に使いつつフルHDゲームや編集作業もしたい人
- ゲームができるデスクトップPCを初めて購入する人
スペック解説
製品名 | Lightning-G AT5W |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 4500 (3.6GHz-4.1GHz/6コア/12スレッド) |
GPU | GeForce RTX 3050 6GB |
メモリ | 16GB (8GBx2) (DDR4-3200) |
SSD | 500GB Gen4 SSD |
サイズ | 210(幅)×401(奥行き)×422(高さ) mm |
重量 | 約10kg |
価格 | ¥ 116,980円 ※2025年1月時点での価格 |
本機はコストをかけずに遊びたい、ビギナー向け高コスパエントリーモデルです。
高グラフィックゲームやぬるぬる動く高いFPSで遊びたい方も、DLSS3対応ゲームであれば調節次第で充分楽しめるスペックとなります。
例えば「モンスターハンターワイルズ」の場合、最低動作環境は満たしているため設定次第ではフルHDプレイを楽しめるでしょう。
- フルHDでさくさく快適ゲームプレイが可能
- 上位モデル同様12cmケースファン5基搭載
- コンパクトで限られたスペースに配置可能
- WQHD・4Kの高画質プレイには力不足
- クリエイティブ活動はカスタマイズ要検討
初めてのゲーミングPCデビューにはもちろん、PCゲームをやりたい方や軽い編集作業もしたい方に向いた入門モデルでもありますよ。
画質はあまり気にならない人や、とにかく安く対戦ゲームを遊びたい人にもおすすめ!
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外観(デザイン)/インターフェース/付属品
外観(デザイン)
「GALLERIA」よりも一回り小さいボディで、マットな質感のため手垢や汚れが付きにくい仕様となります。
中身が見える側面部は稼働中光るARGBファンに変更可能。
自分好みの色に変更して他のガジェット製品と統一感を出したり、インテリアの雰囲気に合わせたりできます。
個人的にはガラスパネルが薄っすら黒いのも大人っぽくてカッコいいと感じました。
ちなみにガラスパネルはネジ回しで簡単に外れるから、中に推しのアクリルスタンドやフィギュアも飾れるよ!
大きさ
本機は「21×40.1×42.2cm」のミニタワーサイズで、PS5よりも少し大きいサイズ感となります。
しかし見た目がフラットですっきりとしているため、デスク上下の空きスペースに置いても邪魔になりにくく圧迫感を感じにくいのが魅力です。
デスクトップPCの存在感が苦手な方におすすめできるサイズ感となります。
重さ
重さは約10kg。
「GALLERIA」が約14kgですので、ミニタワー型PCでは一般的な重さとなります。
持ち運びにくさはありますが、本体サイズが通常PCよりも一回り小さい分掴みやすく、身長の低い方や力の弱い方でも移動できるレベルです。
インターフェース
本機の天面前方には電源・USB端子・オーディオ端子・リセットボタンが、裏面にはUSB端子に加えHDMI端子やDisplayPortなどが備わっています。
高速USBポートが豊富なため、基本的な使い方をする方は別売りのUSBハブは必要ないでしょう。
110,000円台と安いモデルなのにこの数は非常に良心的と言えます。
前面
- USB 3.2 Gen1 Type-A×2
- マイク入力&ヘッドフォン出力共用端子
- 電源入力
- リセットボタン
後面
- USB 2.0 × 4
- USB 3.2 Gen2 Type-A × 2
- HDMI × 2
- DisplayPort
- 有線LANポート
最大3画面のモニターに繋げるので、マルチタスクをこなす方や作業効率を上げたい方も快適に作業できますよ。
本機にはUSB Type-Cポートがないので必要な方は変換アダプターを利用しましょう!
付属品
本機の付属品は電源ケーブルのみでした。
ただし、Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版を選んでいる方は、各ゲームパスも含まれます。
PC Game Passには最新ゲームも含まれるよ!例えば「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」や「CODBO6」みたいに、RPG・FPSさまざまなゲームを遊べちゃう!
「PCスペック的にちゃんと遊べる?」と気になっていたゲームも体験できるので、買うなら値段の変わらない同梱版をおすすめします。
fps
Lightning-G AT5WをFPS測定サイトで測定したところ、120FPSの数値が出ました。
高コスパ一般PCをうたっているだけあり、フルHDであればぬるぬるとした動きでゲームを楽しめます。
CPU・GPU・SSD性能
Ryzen 5 4500(CPU)
「Ryzen 5 4500」は2022年6月に発売されたプロセッサーで、PS5と同等のAMD Zen 2世代となるエントリークラスCPUとなります。
執筆時点で価格が約15,000円と低コストでゲームをプレイできるため、コスパ重視の本機に合っていますね。
本機搭載のGPU「GeForce RTX 3050 6GB」とは性能的に相性が良く、DLSSを活用すればフルHDで「Cyberpunk 2077」や「Far Cry6」など重いゲームも60FPS以上で快適に遊べます。
一般PCということで、officeシリーズをはじめビジネス作業も問題なくこなせるスペックです。
軽い編集作業もできるから、ゲーム動画を自分で編集したい人にもぴったり!
GeForce RTX 3050 6GB(GPU)
GeForce RTX 3050 6GBはコスパを重視したモデルで、他GPUとマークスコアを比較しても、なかなかに良い数値とは言えません。
とはいえAI技術でフレームレートを上げる「NVIDIA DLSS」を搭載しており、前述の通りフルHDなら快適にゲームを遊べます。
「Apex Legends」や「フォートナイト」といったFPSゲームでも、120fps前後でプレイできました。
また、動画編集・動画配信・3D制作を効率化する機能も備わっており、ゲームを含め「とりあえず試してみたい」を全て叶えてくれます。
さらに本格的にクリエイティブ作業をしたい方はRTX 4060以上のGPUをおすすめします。
500GB(SSD)
読み込み速度(Read) | 書き出し速度(Write) |
---|---|
3719.32.MB | 2800.53MB |
この数値の優劣に関しては、下記の表を参考にしてみて下さい。
ゲーム利用時の動作性 | |
---|---|
5,000MB/s以上 (NVMe Gen4) | とても快適 |
1,500MB/s以上 (NVMe Gen3) | 快適 |
500MB/s以上 (SATA3) | やや快適 |
300MB/s以下 (HDD) | 不快(軽いゲームなら問題なし) |
専用ソフトでSSD性能を調べた結果、「とても快適」寄りの評価数値が出ました。
本機のSSD「NVMe Gen4」はCPUに直接接続できるため応答時間が短く、ソフトやゲームもスムーズに起動します。
高速読込・転送速度を実現するのに手頃な価格で、コスパの良いSSDのひとつです。
前回レビューの「Magnate-G MV-TiW」と変わらない立ち上げスピードだったよ!
静音性
静音性を調べるにあたり、スマホアプリの「dB Meter」で測定しています。
結果、アイドリング時は35dB、動画視聴時は36dB、ゲームプレイ時は42dBとなりました。
ゲーム起動中はファンの回転数が上がるためdB的に数値は上がりましたが、実際にはほとんど気にならないレベルです。
ゲームプレイ中のキーボードやマウス音よりも小さい音だから普段使いで気になることはほぼなし!
大きな特徴
安いのにフルHDゲームができる
本機はCPUやGPUにコスパの良い製品を使用しているため、低価格ながらもフルHDでしっかりゲームを楽しめます。
対戦ゲームをフルHDであれば120fps前後でプレイできるので、ゲームに高画質を求めない方は充分満足できるでしょう。
安いけど見た目は高コスパPCの上位モデルとなんにも変わらないから、安っぽく見えないスタイリッシュなデザインなのもうれしい!
基本構成から変更せずに満足できるモデルのため、ライトゲーマーやとにかく安くゲームを遊びたい方にうってつけです!
軽い動画編集やクリエイティブ作業も可能
安いのに動画編集やクリエイティブ作業など、仕事からプライベートまで活用できるのが本機の強み。
ビジネス用途にも充分使える性能を持っているため、別にゲーミングPCやゲーム機を買うよりもコストを抑えられます。
レンダリングしていない状態でもカクつきが少ないから編集作業がしやすかったよ!
PC初心者でもメンテナンスや接続が楽
本機の全面にはUSB端子・オーディオ端子・電源といったインターフェースを配置しており、使いたいときにさっと接続・起動できます。
ノールックでも簡単に起動できるのはうれしいポイント。
また、上部と背面についたマグネット式の吸気口は着脱と掃除が簡単で、メンテナンスに慣れていないBTOPC初心者でも扱いやすいのも特徴です。
ガラスカバーも精密ドライバーの大きいもので開けられるし、手間がかからないよ!
ゲームでの快適性
「Lightning-G AT5W」のゲームプレイ時における実際のFPS値を確認してみました。
検証したのは「Apex Legends」「ヴァロラント」「フォートナイト」の3タイトルとなります。
- 各値(画質、描写品質)最高設定で検証
- 各値(画質、描写品質)最低設定での検証
- プロおすすめ設定で検証
実際の計測FPS
各値最高設定 | 平均 96 fps |
各値最低設定 | 平均 117 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 116 fps |
実際の計測FPS
各値最高設定 | 平均 120 fps |
各値最低設定 | 平均 300 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 250 fps |
実際の計測FPS
各値最高設定 | 平均 35 fps |
各値最低設定 | 平均 120 fps |
プロおすすめ設定 | 平均 120 fps |
まずはApex Legendsですが、平均110~120FPSでプレイできました。
ゲーミングPCとしての最低基準はクリアしているという印象です。
120FPSでは60FPSよりも明らかにぬるぬるとした動きとなり、ゲームプレイ中も敵に照準を当てやすくなります。
ヴァロラントは最高設定でも120fps、プロおすすめでも250fpsとまったく問題なくプレイできます。
ただし、フォートナイトは全て最高設定にするとカクつきが見られました。
通常のバトルロイヤルで最高設定プレイをする人は少ないと思うけど、イベントやクリエイティブモードを楽しみたい人は設定を見直す必要がありそう…。
ですがプロおすすめ設定ではなめらかな動きの120fpsを確認できたため、通常プレイでは問題ないでしょう。
各ソフトの動作性について
ここでは本機のソフト動作性をざっくりとまとめてみました。
アプリやソフトによっては「Lightning-G AT5W」の動作保証(サポート)最適化が不完全となっているため、各ソフトの必要スペック値を参考に表を作成したことをご理解ください。
デスクワーク効率系ソフト | ||
Word | Excel | PowerPoint |
◎ | ◎ | ◎ |
クリエイティブ系ソフト(イラスト・画像) | ||
CLIP STUDIO PAINT | Photoshop | Illustrator |
◎ | ◎ | ◎ |
クリエイティブ系ソフト(動画編集・3D) | ||
premiere Pro | After Effects | blender |
〇 | △ | △ |
Office系ソフトは非常に快適に使えるほか、クリエイティブ系ソフトも高負荷でなければ快適に動かせる結果となりました。
premiere Proの場合、フルHDまでの編集であれば問題なく作業できます。
premiere Proを実際に動かしてみるともたつきやカクつきが少なくて、レンダリングも短時間で済んだよ!
3D系ソフトはプライベートやちょっとした作業で使う分には基本構成のままで動かせるでしょう。
「Lightning-G AT5W」に似ているPCと比較
ここでは本機とパーツやスペックが似た別会社製品と比較するので、優劣を把握し購入時の参考にして頂ければ幸いです。
Lightning-G AT5W | NEXTGEAR JG-A5G5A |
---|---|
¥116,980円 ※2024年12月時点での価格 | ¥ 119,900円 ※2024年12月時点での価格 |
AMD Ryzen 5 4500 (3.6GHz-4.1GHz/6コア/12スレッド) | AMD Ryzen™ 5 4500 プロセッサー |
GeForce RTX 3050 6GB | GeForce RTX 3050 6GB |
16GB (8GBx2) (DDR4-3200) | 16GB (8GBx2) (DDR4-3200) |
500GB SSD (M.2 NVMe Gen4) | 1TB NVM Express SSD ( M.2 PCI Express 接続 ) |
12cm ファン x5 (フロントx2, トップx2, リアx1) | ケースファン x2(フロントx1, リアx1) |
550W | 550W |
約10kg | 約8.7kg |
マニュアル類/電源コード/保証書/電源コード | マニュアル類/保証書/電源コード |
「Lightning-G AT5W」最新価格・ スペック一覧【サードウェーブ公式】 | 「NEXTGEAR JG-A5G5A」最新価格・スペック一覧【マウスコンピューター公式】 |
今回はマウスコンピューターの「NEXTGEAR JG-A5G5A」と比較してみました。
価格に関しては、「Lightning-G AT5W」の方が3,010円分安いです。
SSDを「NEXTGEAR JG-A5G5A」と同じ1TBにしても、わずかではありますが「Lightning-G AT5W」の方が安くなります。
これは比べられるのを分かった上で値段設定してそうですね。
性能面ではほぼ同じなのですが、冷却に関するファンの数が5つ対2つと大きく異なりました。
同等のファン数にする場合、「NEXTGEAR JG-A5G5A」の方が6,000円費用が高いため、トータルで「Lightning-G AT5W」の方が上ということになります。
すっきりシンプルなデザインが好みの方は「Lightning-G AT5W」。デザイン性も求める方は「NEXTGEAR JG-A5G5A」をチェックしましょう。
「Lightning-G AT5W」の気になる点
ファンの数を減らしたモデルも欲しい
本機はとにかく安くPCゲームがしたい人や初めてのゲーミングPCとしておすすめできる商品ですが、あえて1点あげるならば。
ファンの数を減らしたもう少し安いモデルも欲しいかもしれません。
ライトゲーマーが楽しめる本機は、スペックの割にファンの数が多すぎる印象を持ちました。
2つもしくは3つに減らし、その分更にコストを下げてくれるとうれしいな、と感じております。
カスタマイズに「ライティング対応ファン3か所変更」があるから、できなくもないかなって…だめ?
ただPC本体しっかり冷やしてパフォーマンスを落とさないのは魅力ポイントでもあるので、あくまで願望です!
まとめ
- とにかく安いのにフルHDでゲームができる
- 小さくデスク上下の空きスペースに配置可能
- ちょっとした編集や配信なら動作に問題なし
- 性能に対してファン数が贅沢
今回はサードウェーブの安くゲームを楽しめるゲーミングデスクトップPC「Lightning-G AT5W」の検証・レビューでした。
フルHDであればぬるぬる動くゲームプレイを実現できるため、ライトゲーマーや初めてのデスクトップPCにぴったりだと実感しております。
軽い編集・クリエイティブもこなせるスペックの本機が気になった方は、ドスパラ公式サイトや実店舗で詳細を確認してみてください!
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