MagicMicは、iMyFoneによって開発されたリアルタイムで声を変えることができるAIボイスチェンジャーソフトです。
近年ではライブ配信やストリーミング、そしてVR chatなどで「※バ美肉」をするために利用するユーザーが増えています。(※バーチャル美キャラ受肉)
ゲーミングPCが普及している昨今だからこそ、需要のあるサービスですよねぇ。
この記事では本PCソフトの特徴や使い方、実際に変換した音声も掲載しているので、導入の参考にしてみてください。
MagicMicとは
多彩なリアルタイムボイスチェンジャー
MagicMicは250種類以上のプリセットボイスを提供しており、アニメキャラクターから異なるスタイルの男性や女性の声にリアルタイム変換することができます。
ざっくりと見てみましたが…自分の声をルフィや初音ミク、マリオなどのキャラクターの声に変えることができるってすごくないですか?!
ソフトは定期的に更新されているため、定期的に新しいボイスが追加され続けているのも飽きが来ないので面白いですね。
執筆時点(2024/10)では名探偵コナンのボイチェンが追加!※有料DLC
ボイスクローナーとボイスモジュレーター搭載
ボイスクローナーとは、上記のAIボイス以外の任意音声データを取り込むことで、その声そっくりの音声クローンを作り出すことができる便利な機能です。
つまり、当ソフトにお気に入りの歌手や芸人さんの音声データを取り込むことで、自身の声がそっくり変換されるわけですね。
さらにボイスモジュレーターも搭載しておりますので、音声パラメーター(音量やピッチ、リバーブなど)を細かく調整することが可能です。
これを1から自分で編集すると結構しんどいので、かなり助かる!
カスタマイズと互換性
MagicMicではデフォルトの音声フィルターを微調整することが可能なので、自身の声に抵抗がある人も安心してゲーム実況配信やストリーマーとして活躍しやすい環境が整っています。
さらにWindowsとMacの両方のシステムに対応していることや、Steam(APEXなど)やヴァロラント、Discord、LINE、Zoom、などのさまざまな通話やゲームアプリで使用することができます。
公式サイト側がOBSやツイッチなどの動作保証確認もしてくれていますので、安心して導入することができますね。
有料版と無料版との違い
特徴 | 無料版 | 有料版 |
---|---|---|
価格 | 無料 | 月額料金または一括購入 |
音声フィルターの数 | 限定的 | 多数のフィルターが利用可能 |
カスタマイズ機能 | 制限あり | フルカスタマイズ可能 |
広告の有無 | あり | なし |
サポート | 基本的なサポート | 優先サポート |
アップデート | 制限あり | 定期的なアップデート |
ざっくりと比較してみましたが、無料版と有料版の違いは大きく異なっていることが分かりますね。
使用できる声質の数は無料版が一部の声質のみ利用可能かつ日替わりで提供されることに対し、有料版では800以上の声質が使用可能です。
無料版は効果音なども限定的な物しか使用できないため、MagicMicの本領を発揮することなく終わってしまいそうですね。
MagicMicの料金形態を確認にする【iMyFone公式】>>>
価格について(VIP版)
MagicMicの素敵な機能をフルパワーで活用するには有料プランの加入が必要ですが、具体的な料金は下記のとおりです。
- 月間ライセンス: 月々¥1,480
- 年間ライセンス: 年単位¥4,980
- 永久ライセンス: 買い切り¥7,280
有料版はすべての機能を無制限に利用できるため、頻繁に使用する場合や多様な声質を試したい場合にお得です。
特に永久ライセンスは一度購入すればずっと使えるため、長期的には最もコストパフォーマンスが高い選択となりますね。
有料プランには特別版(SVIP)もある?
実は上記でお伝えした有料版のさらに上に、SVIPと呼ばれる特別プランも用意されています。
ちなみにSVIPプランの価格は、月間ライセンスが月/2,380円、年間は5,980円、永久ライセンスが買い切り9,880円となっております。また主な違いはこんな感じ。
- 対応デバイス数: VIPプランは最大6台のPC、SVIPプランは最大10台のPCに対応
- 音声エフェクト: 800以上のエフェクトが利用可能
- 追加機能: 人気アニメキャラクターや芸能人のAIボイスを無制限に楽しめる
複数人でアカウントを共有しつつ、音声変換をフル活用する場合はこちらのプランが良いかもしれませんね。
250種類以上のボイスチェンジが可能
MagicMicでは、前述した通り250種類以上のボイスチェンジに対応しています。
ここからは、実際にボイスチェンジしてみた音声データの一例を並べていきますね。
萌音(AI)
紅凛(AI)
莉乃(AI)
賢仁(AI)
優奈(AI)
北斗(AI)
俊斗(AI)
ミニオン
トランプ(AI)
セフィロス(AI)
いやぁ、想像以上に滑らかで驚きましたね…!
想像以上に滑らかで自然な発音だね!
海外準拠のキャラだと発音もネイティブ寄りになるため、若干辿々しくなるのもリアルで面白いです。(トランプ・セフィロスがちょっと噛んでるの良い)
自分の声が嫌いな方や身バレしたくない方でも、この機能を使えばその日からYouTube動画はもちろん、ライブ配信なんかも抵抗なく楽しめると感じました。
MMOやオンラインゲームは女性声というだけで優遇されること多数ですので、効率重視の方にもおすすめです。
ミニオンなど「AI」と記載されていないキャラは、ご自身で音程などを微調整する必要があります。それを含め、本物の声にどこまで近づけるかチャレンジする、という楽しみ方も一つですね。
MagicMicで利用可能なキャラ一覧を確認する【iMyFone公式】>>>
MagicMicの使い方
まずは基本的な設定方法についてざっくりと解説します。
以上がMagicMicの基本的な設定となります。
あとは実際になりたいキャラを選択して話すだけで声が変換されます!!
こちらは記事執筆時点(2024/10月)での設定方法ですが、ソフトウェアアップデートや仕様変更に伴いUIや手順が一部変更となる可能性もありますので、詳しくは公式サイトをチェックしてみてください。
出力に関しては「スピーカー」を選択すると、その音をマイクが拾って歪んでしまう「ハウリング」が発生してしまうので、できればイヤホン・ヘッドフォンなどを用意すると幸せになれます。
ゲームプレイ時に使用したい場合
ここでは一例として、APEXプレイ時に使用する方法を記載します。
まずあらかじめMagicMicを起動してバックグラウンドに配置しておき、SteamからAPEXを起動させます。
その後、ホームロビー画面右下の歯車設定画面に移動し、「オーディオ」タブを選択します。
オーディオタブに「ボイスチャット」という項目があるので、こちらのボイスチャット入力デバイスを「MagicMic virtual audio device」に変更することで、変換ボイスにてボイチャを楽しむことができます。
※現時点(2024/10/現在)ではAPEX側に「MagicMic virtual audio device」と表示されないことがあります。その場合はPC側のデフォルトマイクを「MagicMic」にして、APEX側は「システムデフォルト」で対応します。
今後の最適化やAPEXアップデートで改善されることを期待だね!
ライブ配信で使用したい場合
まずはMagicMicを起動してバックグラウンドに配置しておき、この状態でOBSを起動し、トップ画面右下のコントロールタブの「設定」をクリックします。
左側メニュー「音声」の「グローバル音声デバイス」タブにマイク音声という項目がありますので、こちらを選択後に「マイク(MagicMic virtual audio device)」に変更して右下の「適用」を押して完了です。
オンライン会議で使用したい場合
次にzoom利用時に使用する方法を簡単にまとめます。…といっても上記の方法とほとんど変わらないのでご安心ください。
まず同様にMagicMicを起動したままzoomを起動して、トップメニューの歯車アイコンを選択します。
次に「オーディオ」タブのマイク項目プルダウンメニューから「マイク(MagicMic virtual audio device)」を選択することで基本的な設定は完了です。
その後は実際にzoomの「新規ミーティング」にて使用しましたが、しっかりと相手に変換した音声だけを届けることができました。
MagicMicは安全?危険性はない?
結論として、MagicMicは安全であると感じております。
というのもMagicMicはiMyFoneによって開発された製品であり、世界で1,000,000回以上のダウンロード実績があることからも、その信頼性は高いと言えます。
Googleのセキュリティチェックツール「VirusTotal」での検証も行われているため、危険性はないと言われてるね!
私も実際にインストールして使ってみましたが、LINEの情報を復元する「ChatsBack for LINE」などでも高い信頼性と実績を肌で感じておりますので、前回同様に信用できるソフトウェアだなというのが素直な感想。
その多機能性と使いやすさから、多くのユーザーに支持されているボイスチェンジャーソフト「MagicMic」。
今後ますますの盛り上がりが確定しているストリーミング配信やオンラインコミュニケーションを豊かにするために、ぜひ一度MagicMicを試してみて欲しいと思います。
(ネカマはイタズラ用途は程々に!)
興味がある方は、ぜひ一度公式サイトをチェックしてみてください。