G TUNEとネクストギアの違いを調べた結果、それぞれどんな人におすすめできるかをまとめました。
- ヘビーユーザーやコアゲーマー
- 最新のCPU×GPUを手にいれたい人
- PC性能も品質も妥協しないで選びたい人
- ゲーミングPC初心者やライトゲーマー
- 決まった性能モデルから選びたい人
- ゲームメインで利用したい人
G TUNEはミドル~ハイエンドモデルを中心に最新GPUやインテル製モデルを展開するブランドで、PC性能やカスタマイズ重視の方向けモデルです。
ネクストギアはAMD製CPUを搭載したエントリーモデル~ミドルモデルまで展開するブランドで、コスパ重視の方やライトゲーマーに向いていますよ。
G TUNEとネクストギアの違い

マウスコンピューターから発売中のゲーミングPC「G TUNE」「ネクストギア」、それぞれ「何が違うのか」を調べました。

比べたのは「ブランド」「ケースデザイン」「機能性(インターフェース)など、計10項目です。
ブランド




- 高性能「ゲーミングシーンを共に、前に。」
- ヘビーユーザー/コアゲーマー向け
- 16~112万円台
- 高コスパ「ゲームを楽しむ、すべての人に」
- 初心者/ライトゲーマー向け
- 10~26万円
G TUNEとネクストギアはどちらもマウスコンピューターのゲーミングPCですが、コンセプトが明確に分かれておりブランドが異なります。
G TUNEは性能を重視したヘビーユーザーやプロゲーマー向けなのに対し、ネクストギアは高コスパ重視のゲーミングPC初心者に適したモデルです。



イメージカラーでもG TUNEは赤、ネクストギアはマゼンタって色分けされてるから分かりやすいね!



カジュアルに遊びたい人は「ネクストギア」、がっつり作業やランクマ最上位を目指すコアゲーマーは「G TUNE」がおすすめです。
ケースデザイン




- ケースデザインは3種類
- 黒っぽいガラスパネル
- 前面がフラットorスリット
- ケースデザインは1種類
- クリアガラスパネル
- 前面はクロスで凹凸あり
まずG TUNEはケースデザインが「新フルタワー」「ミニタワー」「旧フルタワー」の3種類あるのに対し、ネクストギアは1種類となります。
どちらもサイド全面にガラスパネルを採用しており、中身がしっかり見えつつ逆サイドはシンプルデザインな点が共通していますね。



なお、G TUNEのミニタワーモデルのみカスタムしないとガラスパネルにはならないので注意してください。
ちなみに旧フルタワーはすでに生産終了していますが、在庫分は購入できる状態です。




前面はG TUNEのミニタワーがフラットなシンプルデザイン、ネクストギアは前面にクロスステッチを採用した、近未来感のあるデザインとなります。
また、G TUNEのサイドパネルは黒っぽいスモークがかったパネルを採用、ネクストギアはクリアパネルを採用しているも異なります。
どちらもストレートラインを活かしたデザインで、見た目の質感や触り心地からも「ネクストギア」はカジュアル寄り、「G TUNE」はフォーマルな印象ですね。



ちなみに、新フルタワーはスリットの入った重厚感のある力強い印象のデザイン、旧フルタワーは前面にツヤ感のあるスマートデザインです。




新フルタワーはスライドカバーとヘッドフォンホルダー付きで利便性が向上していました。




機能性(インターフェース)




- ミニタワー:USB端子×7(内Type-C×1)
- 新フルタワー:USB端子×9(内Type-C×1)
Thunderbolt™ 4×2 - 旧フルタワー:USB端子×14(内Type-C×1)
- USB端子×7(内Type-C×1)
- 光学ドライブ非搭載
- 無線非対応
まず端子ですが、G TUNEのミニタワーとネクストギアは同端子数、筐体の大きいフルタワーはさらに上をいく13・14個でした。
特にThunderbolt対応のType-Cを搭載しているのは新フルタワーのみとなるため、Type-Cからディスプレイ接続・給電したい方は新フルタワーが向いているといえるでしょう。
また、無線のWi-Fi6Eに対応しているのはG TUNEのミニタワーと新フルタワーのみで、ネクストギアは対応していません。



加えてネクストギアは光学ドライブ非搭載です。
ディスプレイ接続ポート数は全て変わらないので、使う用途が決まっているなら「ネクストギア」、マルチに使いたい方は「G TUNE」をおすすめします。
サイズ




- 新フルタワー:約240×500×510
- フルタワー:約220×490×501
- ミニタワー:約194×411×400
- 約220×424×410
G TUNEは新旧2種類のフルタワー在庫があるので異なるサイズが計3種類、ネクストギアは1種類のサイズ展開となります。
大きさはG TUNEの新フルタワー>旧フルタワー>ネクストギア>ミニタワーの順で異なり、G TUNEのミニタワーはネクストギアよりもひとまわり小さいのが特徴。
コンパクトなデスク上にも置ける大きさなので、設置場所が限られている方にも向いているでしょう。
内部構造




- 新フルタワー:拡張スロット PCI Express×16 空き1
拡張ストレージベイ 3.5型 空き1
スリム光学ドライブ 空き0 - フルタワー:拡張スロット PCI Express×16 空き1
拡張ストレージベイ 3.5型 空き1 - ミニタワー:拡張ストレージベイ 3.5型 空き1
スリム光学ドライブ 空き1
- 拡張スロット PCI Express×16 空き1
- 拡張ストレージベイ 2.5型 空き2
- 新フルタワー:拡張スロット PCI Express×16 空き1
拡張ストレージベイ 3.5型 空き1
スリム光学ドライブ 空き0 - フルタワー:拡張スロット PCI Express×16 空き1
拡張ストレージベイ 3.5型 空き1 - ミニタワー:拡張ストレージベイ 3.5型 空き1
スリム光学ドライブ 空き1
- 拡張スロット PCI Express×16 空き1
- 拡張ストレージベイ 2.5型 空き2
G TUNEはフルタワーの場合、購入後のアップグレードを考慮し内部スペースに余裕を持たせた設計となります。※写真左はミニタワー
一方ネクストギアはミニタワーのため物理的に拡張できる範囲が狭いほか、シンプルな内部構造でG TUNEより拡張性が制限されていますね。



「長く使いたい」「今後のパーツ追加も視野に入れている」といった方はG TUNEがおすすめです。



「とりあえずゲームが快適にできればOK」「数年で買い替えを検討している」って人はネクストギアが向いているよ!
カスタマイズ性




- 光学ドライブ:3種類
- SSD:7種類
- HDD:4種類
- 外付け拡張デバイス:1種類
- 光学ドライブ:なし
- SSD:6種類
- HDD:なし
- 外付け拡張デバイス:なし
同様のCPU・GPU構成であるG TUNE DG-A7A8Xとネクストギア JG-A7A8Xを比べた結果、光学ドライブやHDDなどはG TUNEの方がカスタマイズ性に優れています。
一方でどちらもメモリは64GBまで、SSDは最大4TBまでカスタマイズできるので、カスタマイズにこだわりがなければどちらを選んでも良いと言えるでしょう。
ただしモデルによってカスタマイズ可能な幅が異なり、ネクストギアのエントリーモデルの場合さらにカスタマイズ幅が制限されます。



メインパーツ以外をカスタムしたいならG TUNE、最初の構成のままで問題ない方はネクストギアが向いていそうですね。
価格(コスパ)
組み合わせ | 違い | G TUNE | ネクストギア |
AMD Ryzen™ 5 4500 RTX4060 | 無線/拡張性の有無 | DG-A5G60 179,800円 | JG-A5G60 129,800円 |
---|---|---|---|
AMD Ryzen™ 5 4500 RX 7600 | 無線/拡張性の有無 電源 | DG-A5A60 169,800円 | JG-A5A60 149,800円 |
AMD Ryzen™ 5 7500F RX 7800 XT | メモリ/拡張性 | DG-A5A8X 244,800円 | JG-A5A8X 214,800円 |
AMD Ryzen™ 7 5700X RTX4060 | 無線/拡張性の有無 ネクストギアは 水冷CPUクーラー | DG-A7G60 204,800円 | JG-A7G60 164,800円 |
AMD Ryzen™ 7 5700X RX 7800 XT | メモリ/拡張性 | DG-A7A8X 269,800円 | JG-A7A8X 219,800円 |
AMD Ryzen™ 7 5700X RX 7600 | 無線/拡張性の有無 メモリ | DG-A7A8X 304,800円 | JG-A7A8X 269,800円 |
組み合わせ | 違い | G TUNE | ネクストギア |
AMD Ryzen™ 5 4500 RTX4060 | 無線/拡張性 | DG-A5G60 179,800円 | JG-A5G60 129,800円 |
---|---|---|---|
AMD Ryzen™ 5 4500 RX 7600 | 無線/拡張性 電源 | DG-A5A60 169,800円 | JG-A5A60 149,800円 |
AMD Ryzen™ 5 7500F RX 7800 XT | メモリ/拡張性 | DG-A5A8X 244,800円 | JG-A5A8X 214,800円 |
AMD Ryzen™ 7 5700X RTX4060 | 無線/拡張性 ネクストギアは 水冷CPUクーラー | DG-A7G60 204,800円 | JG-A7G60 164,800円 |
AMD Ryzen™ 7 5700X RX 7800 XT | メモリ/拡張性 | DG-A7A8X 269,800円 | JG-A7A8X 219,800円 |
AMD Ryzen™ 7 5700X RX 7600 | 無線/拡張性 メモリ | DG-A7A8X 304,800円 | JG-A7A8X 269,800円 |
G TUNEとネクストギア、CPU×GPUが同じ構成モデルをいくつかピックアップし比較したところ、コスパ面ではネクストギアの方が良いという結果になりました。
それぞれのモデルは「Wi-Fi 6E+Bluetooth 5内蔵」「拡張性」の有無などが異なり、ネクストギアはコストを抑えるために、あえて性能や拡張性を絞っています。



それぞれの違いを比べ、「自分には必要ない」と思うのであれば「ネクストギア」、必要ならば「G TUNE」をチョイスするのが良さそうです。
パーツの品質




パーツ品質に関しては、高い製品ほど性能に対し品質も高くなる傾向にあるため、良し悪しや違いは判断しにくいところ。
しいていうなら近い性能モデルを比べた際に、G TUNEの方がネクストギアよりも強度が高く傷つきにくい・歪みにくい印象です。



G TUNEはマット加工の部分はすべすべしており、長期間利用していても深い傷や汚れが付きにくく比較的きれいな状態で使い続けられました。



ネクストギアはちょっと擦った部分がすぐ剥がれたり汚れたり…コスト相応かなって感じ!
とはいえ内部パーツは仕様詳細を見てもほぼ差がなく、モデルの価格やブランドでパーツ品質が大きく変わることはなさそうです。
販路




- マウス公式サイト
- マウス直営店
- 各種販売代理店 など
- マウス公式サイト
- マウス直営店(ダイレクトショップ)
G TUNEはマウスコンピューター公式サイトのほか、ECサイトや家電量販店といったさまざまな場所で取り扱っています。
一方ネクストギアは発売当初はオンライン限定でしたが、現在ではマウスコンピューター直営店でも購入可能となりました。



直営店ってのはダイレクトショップのことだよ!



ただし在庫があるかどうかは各店舗状況によって異なるので、欲しい方は直接問い合わせてみてください。
ラインナップ数




- エントリーモデル:6種類
- ミドルモデル:47種類
- ハイエンドモデル:34種類
- エントリーモデル:18種類
- ミドルモデル:9種類
- ハイエンドモデル:なし
ラインナップ数はG TUNEが87種類、ネクストギアが27種類と3倍以上の差があります。
ネクストギアは高コスパモデルブランドのため、エントリーモデルを中心にミドルモデルまでを。
G TUNEは性能重視ブランドなので性能に優れたミドルモデルからハイエンドモデルを中心に幅広いモデルを取り揃えています。



また、G TUNEがインテル・AMDどちらのCPUも扱っているのに対し、ネクストギアはAMDのみとなります。



インテルCPUを使いたい人はG TUNE一択だね!
G TUNEとネクストギアはどちらがおすすめなのか?
結論から言うと、「G-TUNE」と「NEXTGEAR」のどちらがおすすめかはゲーミングPCに何を求めるかで決まります。
- ヘビーユーザーやコアゲーマー
- 最新のCPU×GPUを手にいれたい人
- PC性能も品質も妥協しないで選びたい人
- ゲーミングPC初心者やライトゲーマー
- 決まった性能モデルから選びたい人
- ゲームメインで利用したい人
高性能かつ長く使えるPCを求めるなら「G-TUNE」、コスパ良くゲームを楽しみたいなら「NEXTGEAR」がおすすめですよ。



自分にとって必要な性能や機能を見極めて、自分に合った1台を選んでくださいね。





