LAVIE Tab T10は、NEC PCのサブブランドであるLAVIE PCから発売されているタブレットです。
このデバイスは、10.1インチのタッチスクリーン、Android 9.0、Octa-coreプロセッサ、2GBのRAM、32GBのストレージ、800万画素のカメラを搭載しています。
一通り触った結果、基本的にエンタメを楽しむ用途として使いつつ、作業内容によっては軽いビジネス用途としても利用できる、汎用性の高いタブレットだと感じました。
LAVIE Tab T10とは
メーカー名 | NEC |
製品名 | LAVIE Tab T10(T1055/EAS) |
プラットフォーム | Android™ 11 |
ディスプレイ | 10.1型ワイドLED IPS液晶 (1920×1200ドット)10点マルチタッチ |
プロセッサ | Unisoc T610 1.8GHz(2コア)+1.8GHz(6コア)(計8コア) |
メモリ | 3GB |
ストレージ | 32GB |
バッテリ駆動時間 | 約9時間(Web閲覧時) |
カメラ | フロント:約500万画素 リア:約800万画素 |
サイズ | 約 239.84×158.62×8.5mm |
重量 | 約 460g |
価格 | ¥ 36,080円 (税込)〜 ※2023年1月時点での価格 |
LAVIE Tab T10は、NECのタブレットコンピューターです。10.1インチのタッチスクリーンを搭載し、1920×1200の解像度で豊富な色彩を表示することができます。
プロセッサには、Unisoc T610プロセッサを搭載しており、これにより快適な動作を実現します。実際に触ってみましたが、反応速度、表示速度共に、値段以上の動きを見せてくれました。
RAMは3GBで、ストレージは32GBです。ストレージにはmicroSDカードスロットも搭載しているので、ストレージ容量を増やすことも可能です。
カメラ性能もこの価格帯にしては申し分なく、背面に約800万画素のカメラを搭載しています。人によっては無いよりマシ程度の画素かもしれませんが、個人的には十分だと思います。
一方で、バッテリー容量は5100mAhと少なめであるため、こまめな充電が必要になるかもしれません。
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デザイン
LAVIE Tab T10は、とてもスタイリッシュなデザインのタブレットです。タブレットのボディーは、軽量で持ち運びに便利。
カラー展開はシルバーの一色で、ビジネスや一般用途に使用しやすいシックな色合いとなっています。
画面は10.1インチのタッチスクリーンを採用。高解像度1920×1200で豊富な色彩を表示することができ、後述にて詳しく記載しておりますが、画質に関しては大変満足でした。
背面には800万画素カメラが搭載されています。カメラはイン・アウト双方に配置されており、一般的なタブレットと同様の形式です。
右側には、音量調節と電源ボタンが配置されています。下部(縦向き時)にはmicroSDカードスロット、充電差し込み口、イヤホンジャック、マイクがあります。
スピーカーは上部(横向き時)についており、音質はそこそこといったところ。
付属品
付属品は4点。
ケーブルはType-Cとなっており、一般的な充電に加え、他端末へのデータ送信などにも利用可能です。
・取り扱い説明書
・簡単セットアップ説明書
・充電ケーブルUSB 2.0 Type-C×1(クライアント機能、OTG対応、充電兼用)+ACアダプター
画質、輝度
画質に関しては「10.1型ワイドLED IPS液晶(1920×1200ドット)」となっているため、発色が良く、視野角も広いです。
視野角の広さから、寝転びながらwebブラウザや電子書籍を見ても、特に違和感なく利用できるかと思われます。
加えて、8コアプロセッサを採用しているので、高画質写真やハイビジョン動画の閲覧、 ゲームの操作などもスムーズに行えるのも嬉しいポイント。
こちらの動画は「LAVIE Tab T10」にてyoutubeを再生したものです。画質に関しては申し分ないことがわかると思います。
タブレット購入者の後悔として、「思った以上に画質が悪かった」といった意見をよく見ることがあります。
中華系のタブレットでは良くあることなのですが、こちらの「LAVIE Tab T10」では、そういった後悔は出てこないと断言できるレベルで綺麗だと感じました。
輝度
屋内でもはっきりとディスプレイが見えるかどうか、輝度をチェックしました。
元々の発色が良いためか、こちらも問題はなく、画質、輝度合わせて、この価格帯であれば十分満足できる仕様となっております。
各種反応速度
8コアのプロセッサと3GBのメモリを採用している今作ですが、実際の使用感はどうなのか。
各種反応速度に関して調べてみました。
スクロール速度
スクロール速度に関しては、十分に使えるレベルです。
流石に所持しているiphone13ほど、スラスラ動くわけでもないけど、引っかかりはほとんど気になりません。
後述するスワイプ反応も相まって、高速でスクロールさせてもピタッと止まる。快適です。
よく言われるモッサリ感もありません。
スワイプ反応
こちらも十分。
遅延も少なく、web閲覧時のストレスはほぼ感じないと思われます。
誤反応もなく、軽くタップすることで反応します。
ページ表示速度
速いです。想像以上に速い。
こちらは自宅のWi-fiに依存する部分が大きいですが、それでも個々のスペックに表れてくる部分です。
web閲覧時の画像読み込み速度が非常に速く、cookieがあれば更に速くなると考えれば、全くストレスは感じないかと思います。
音質
google play musicアプリを利用し、音質の良さも確認してみます。
結果、想像以上に音が立体的に聞こえ、値段以上の音質を見せてくれました。
それもそのはず、今作では立体音響技術であるDolby Atmosがサウンドシステムに採用されているため、ハズレる心配がないわけなのです。
更にこのDolby Atmosですが、3種類のモードに切り替えることができます。
用途にあわせて音質を切り替えられるのは、非常に優秀ですね。
各種設定項目
ここからは、各種設定項目の充実具合を確認していきます。
ディスプレイ
明るさレベルの調整から始まり、画面消灯、持ち上げ軌道、タップ復帰、ダークテーマ等、十分充実した機能が揃っています。
痒いところに手が届く…程はいきませんが、一般的な使い方をしていて困ることはないでしょう。
音
通知音〜アラーム音の音量、変更に加え、ロック音のON、OFF、タッチ操作音も切り替えられます。
セキュリティ
上記画像記載の「スワイプ、パターン、PIN、パスワード」に加えて、「顔認証機能」も搭載。
セキュリティに関しても十分です。
ユーザー補助
ユーザー補助機能に関しても非常に充実。
文章を読み上げてくれる「Talk book」機能に加えて、「色補正」や「色反転」など、こちらは痒い所に手が届く仕様となっております。
ベンチマークスコア
ここからは、スマートフォン&タブレット専用のベンチマークテスト用ソフトである「AnTuTu」を使用して、LAVIE Tab T10のスコアを調べてみます。
AnTuTu ベンチマークスコア
バッテリー性能
LAVIE Tab T10は、バッテリー容量5100mAhを搭載しています。これにより、ある程度長時間の使用が可能です。
バッテリー寿命は、使用環境や使用方法によって異なりますが、通常の使用では、web閲覧のみだと約9時間ほど使用することが可能だとメーカーからは記載されておりました。
そこで検証項目として、実際のバッテリー稼働時間はどのくらいなのか。
フル充電地点からyoutubeを再生し続け、バッテリー稼働時間を試してみました。
実際にバッテリー性能を検証してみた
フル充電した状態からyoutubeを流し続けた結果、約4時間50分ほどで充電が0%となりました。
5100mAhなので、この数値は想像以上に良く驚きました。あまり映像の移り変わりのない動画を流し続けていたので、そこら辺も関係しているのかもしれません。
当然ながら、バックで働いているアプリや光量等、バッテリー稼働時間は外的要素に影響されやすいため、一つの目安として捉えておいたほうが良いかと思われます。
ちなみに、バッテリーの残量を確認することができる機能も搭載しています。これにより、バッテリーの残量を確認し、必要に応じて充電を行うことができます。
また、省エネモードやバッテリーセーバーモードを搭載しているので、任意のタイミングでバッテリーの消費を抑えることも可能です。
メーカー表記によると、ウェブ閲覧のみで稼働時間が9時間と少々心許ないので、この機能を使う機会は多くなりそうですね。
ちなみに充電時間も検証したところ、4時間ほどでフル充電できたので、メーカー記載の3.5時間よりも少し長いといった結果になりました。
持ち運びを前提とした機能性、重量を誇っている当製品ですが、省エネモードなどをうまく使いこなせれば、バッテリー性能に関してはそこまで心配する必要はなさそうです。
カメラ性能
インカメラ
インカメラの画素数は約500万画素と、お世辞にも画質が良いとは言えません。
インカメラがあるとビデオ通話時にとても便利なのですが、ガッツリ使う分には不向きでしょう。
とはいえ、タブレットの性質上、ビジネス用途で使うことは稀だと思うので、zoomやskypeなどを利用する可能性は低そうです。
アウトカメラ
背面には800万画素のカメラが搭載されています。
最近のスマホカメラと比べると見劣りするレベルだと思いますが、この価格帯だと納得できる画素数です。
画像を見ても、インカメラよりは色の濃淡がはっきりとしており、ぼやけも薄いかと思います。
ちなみに800万画素をiphoneに例えると、iPhone 6、iPhone 6 Proのアウトカメラと同じレベルです。
初期搭載アプリ
初期搭載アプリは思ったよりもシンプルでした。
Google関連のアプリと、サポート系アプリに加えて、他エンタメアプリが数個搭載されています。
必要のないアプリがたくさん入っていると、初期起動時にわざわざ削除を行わなければならないので面倒です。
大人の事情で入れざるを得ないのかもしれませんが、LAVIE Tab T10の場合は比較的少なめで良心的だと感じました。
まとめ
- 低〜中性能なタブレット:ある程度軽い動作が可能。とはいえ過信しすぎないように、エンタメ用途として使うのが吉。
- 持ち運びに便利な軽量ボディ:タブレットのボディーは軽量で、持ち運びに便利。外使いで活躍する。
- バッテリー容量は少し心許ない:バッテリー容量5100mAhと、充電する機会は多めとなりそう。
- アウトカメラ性能は十分:インカメラは使えないが、アウトカメラは十分使用可能。とはいえ、所持スマホの方が画質が良い可能性は高い。
- Android 11を搭載:Android™ 11を搭載しており、多くのアプリが使用可能。初期搭載アプリも少なめで好感が持てる。
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